かつおの腹と背中を並べて違いを明確にした画像

かつおの節は「背中」と「腹」に分かれます。

本記事はそれぞれの違いを、見分け方・重さ・味の3点から解説していきます。

ぜひ最後までご覧いただき、かつおを選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

※記事監修:かつおの本場、高知県中土佐町久礼、大正町市場の藁焼きタタキ専門店「山本鮮魚店」の店主山本忠宣

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背中と腹の見た目の違い(見分け方)

まずは見た目の違いを解説していきます。

背中の見た目(見分け方)

かつおの背中

背中は、直線に近く細長い見た目をしています。

また腹と比較して赤身部分が多いので、上級者向けですが色で判断することも可能です。

腹の見た目(見分け方)

かつおのお腹

腹は、内臓を取り除くため、アーチ状に凹んでいる部分があります。

断面はひらがなの「へ」のような形をしており、全体的に平らになっているのが特徴です。

凹みが視覚的に分かりやすいので、背中との判別がここでつけると良いでしょう。

背中と腹の重さ・大きさの違い

次は重さ・大きさの違いについて解説します。

背中の重さ

背中は腹と比較して、サイズと重さ(g)が大きいのが特徴です。

同じ個体を取り扱っている場合には、サイズが大きい分、少し価格が高くなる場合があります。

腹の重さ

腹は内臓部分を取り除いた分、重さが背中よりも小さくなります。

またサイズも小さくなるのが一般的です。

背中と腹の味の違い

最後に背中と腹の味の違いについて見ていきましょう。

背中の味

腹に比べると、背中は脂のノリが少なくさっぱりとした味わいを楽しめます。

脂が少ない分、かつお本来の風味をダイレクトに感じられるのが特徴です。

身がしっかりしているため、切り分ける際に形が崩れにくく盛り付けがしやすいでしょう。

腹の味

背中に比べて脂のノリが若干多く、こってりとした味わいを楽しめます。

人でも脂肪は背中よりお腹にたまるので、イメージが付きやすいですね。

身が柔らかく全体的にもっちりとした食感をしており、舌の上でとろけるような旨みがたまりません。

【まとめ】かつおの背中と腹の違い

背中とお腹の藁焼きタタキを並べた画像

それでは最後に復習です。

上の画像は、どちらが背中でどちらが腹でしょうか。

正解は左が腹・右が背中です。バッチリですね。

背中と腹の違いは以下となります。

▼背中
直線に近い見た目
さっぱりした味わい
・重量(g)が若干大きい

▼腹
・片側がアーチ状の見た目
・若干脂が多い
・重量(g)が若干小さい

並べてみると、違いが明確になりますよ。

背節と腹節はどちらが美味しい?

背と腹はそれぞれ異なる長所があるため、美味しさに優劣はありません。好みに合う味を選ぶといいでしょう。

当店(山本鮮魚店)でも、どちらが美味しいかを聞いていただく機会は非常に多いのですが、指定はしておりません。

実際味に関してはそこまで大きな違いはないです。食べ比べをしてどちらがどちらかを特定できる方は、かつおの取り扱い業者さんでもそういないでしょう。

好きな方を食べ続けるもよし、味を比べてみるのもよし、それぞれの食べ方でかつおを味わい尽くしてみてはいかがでしょうか。

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高知の名産品であるかつおは、特徴を知ることにより、さらに自分好みの味を追求することができます。

背と腹の違いのほかにも、かつおの特徴はたくさんあるため、ぜひかつおに興味をもって調べてみてはいかかでしょうか。

高知県の中でも、「鰹の國」「土佐の一本釣りの町」と称される、かつおの本場中土佐町久礼の、大正町市場に店舗を置く山本鮮魚店では、その日に水揚げされた鮮度抜群の生かつおを、藁焼きタタキにして全国発送しております。

皆様のご注文、お待ちしております。

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