かつおの角煮

かつおの角煮は、鮮度が低い、または調理した際に余ったかつおを美味しく食べられるようにできる料理です。

本記事では、かつおの角煮の作り方やアレンジレシピについて解説します。ぜひ参考にしてください。

※記事監修:かつおの本場、高知県中土佐町久礼、大正町市場の藁焼きタタキ専門店「山本鮮魚店」の店主山本忠宣

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かつおの角煮とは

かつおの角煮

かつおの角煮は、かつおを甘辛く煮詰めた料理であり、かつおで有名な高知県の郷土料理の一つです。

高知では新鮮なかつおは主にタタキや刺身にして食べることが多く、その時に余ったものや鮮度が低いものが角煮として食べられてきました。県内では給食で提供されることもある、親しみ深い料理です。

角煮にする際にじっくり火を通すことで身が柔らかくなるため、筋っぽい部分も美味しく食べられます。加えて、かつおの生臭さが軽減されるため、においが苦手な方でも挑戦しやすいです。

また、調理工程が簡単であるため、自宅で作ることもできます。消費しきれない場合でも保存がきくため、冷蔵庫に入れておけばいつでも取り出して食べれます。興味がある方は、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。

かつおの角煮の作り方

かつおの角煮を作る際には、主に柵や刺身用のかつおを使用します。

はじめに、一口大にかつおを切り、塩をまぶして10分程置きます。臭みが水と一緒に流れ出すため、水分をペーパータオルでしっかりと拭き取りましょう。

次に、鍋にお湯を沸かしかつおを加えます。色が変わったら鍋からかつおを取り出し、砂糖、みりん、しょうゆなどの調味料と千切りにしたしょうがを加えて中火で煮詰めます。

煮立ってきたらかつおを加え、落し蓋をして5分ほど煮ます。落し蓋を取り汁気が4分の1ほどになってとろみがつくまで煮詰めましょう。落し蓋を使用する際は、吹きこぼれないように注意が必要です。

十分に火が通れば、器に盛り付け完成です。お好みで青ねぎやかいわれ大根などを添えて食べましょう。

また、旬のかつおを使用することで異なる味を楽しめます。

あっさりとした味を楽しみたい場合は脂が少ない「初鰹」、濃厚な味を楽しみたい場合は脂ノリが良い「戻り鰹」を使用するのがおすすめです。

初鰹と戻り鰹についての詳細は「かつおの旬!初鰹と戻り鰹の違いを高知の鮮魚店が解説!」で解説しています。あわせてご覧ください。

かつおの角煮のアレンジレシピ

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かつおの角煮は、さまざまな料理で活躍します。主なアレンジレシピには、以下があげられます。

・かつおの黒酢角煮
・かつおの角煮丼
・かつおの角煮のキッシュ
・韓国風かつおの角煮
・バター風味のかつおの角煮
・赤ワイン風味のかつおの角煮

それぞれ詳細に解説します。

かつおの黒酢角煮

かつおの角煮に黒酢を加えた一品です。こってりしすぎないように味を調整でき、まろやかな酸味とコクを加えることができます。

調理する際は、味が染みこむように弱火でじっくり煮詰めましょう。

かつおの角煮丼

かつおの角煮をご飯に乗せた一品です。ご飯の旨味と甘辛い角煮の相性が抜群であり、食欲をそそります。

卵黄を絡めて食べるとより濃厚な味になるため、ぜひ試してみてください。

かつおの角煮のキッシュ

かつおの角煮とさまざまな野菜やチーズを加えて焼き上げた、かつおの角煮のキッシュです。サクサクしたパイ生地と共に、かつおと野菜の旨味を楽しめます。

かつおの角煮を一風変わった料理で試してみたい方におすすめです。

韓国風かつおの角煮

かつおの角煮に、ニンニクやコチュジャンを加え韓国風にアレンジした一品です。濃くなりすぎないように、調整しながら味付けを行いましょう。

お好みで白ゴマを振りかけるのもおすすめです。

バター風味のかつおの角煮

かつおの角煮にバターを使用した一品です。基本的な調理工程は変わりませんが、煮込む際にしょうがと共にバターを加えることで、より濃厚でコクのある味を楽しめます。

ごはんのお供や酒のあてにおすすめです。

赤ワイン風味のかつおの角煮

かつおを煮詰める際に、赤ワインを使用した一品です。コクのある風味をしており、おつまみに適しています。

お洒落な味わいを楽しみたい方におすすめです。

まとめ

かつおの角煮は高知の郷土料理の一つであり、幅広い料理に活用できます。

アレンジレシピも豊富であり、今回紹介したもの以外にもさまざまな料理で活躍するため、好きな組み合わせを探してみるのもおすすめです。

調理工程は簡単であり、スーパーなどで食材を購入すれば自宅でも作れるため、興味がある方はぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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