出典:農林水産省
日本には47都道府県があるため、それぞれの地域の文化を楽しめます。
高知も様々な独自の文化を有していますが、ここでは「皿鉢料理」について紹介します。
「食べるシチュエーションは?」「使用する食材は?」「皿鉢料理に種類がある?」「マナーは?」などを深掘りしていきましょう。ぜひ最後までご覧ください。
※記事監修:かつおの本場、高知県中土佐町久礼、大正町市場の藁焼きタタキ専門店「山本鮮魚店」の店主山本忠宣。
高知の文化「皿鉢料理」とは
皿鉢料理とは、大皿に刺身・肉・寿司・煮物・揚げ物・練り物・果物・甘味など、美味しいものを盛り合わせた、高知の郷土料理です。
皿鉢の読み方は「さわち」または「さはち」ですが、高知では多くの場合「さわち」と呼んでいます。
盛り合わせるものに決まりやルールはありません。とにかくたくさんの食材を詰め込み、来客のもてなしや宴会の一役を担うをために豪勢に仕上げます。
高知では宴会のことを「おきゃく」と呼び、冠婚葬祭などに絡めて大勢で飲むのが好きな県民性があります。
また「おもてなし文化」も根強く、たくさんの人がいても料理に困らないように、自然発生的に皿鉢料理が誕生したとされます。
皿鉢料理を食べるシチュエーション
高知では、様々なシチュエーションで皿鉢料理が登場します。
冠婚葬祭はもちろん、入学祝いや出生祝いなどのお祝い事、神事や節句など、人が集まれば皿鉢料理がもてなされます。
他にも、年末年始やお盆など親戚が集まる会や、友達が多く集まる会で提供されることが多く、日々の生活に皿鉢料理は欠かせません。
皿鉢料理にかつおのタタキはのる?
皿鉢料理には決まった食材がないので一概には言えませんが、多くの場合で盛り付けられる食材はあります。
筆頭に挙がるのが「かつおのタタキ」です。タタキは高知を代表する食材であり、皿鉢料理でも使用されることが多々あります。
高知県内で多く流通しており、県民であれば食べ慣れているタタキですが、皿鉢料理には欲しい食材ですね。
皿鉢料理には2種類ある?
皿鉢料理には、大きく分けて2つの種類があります。
組み物のように様々な食材がのるものと、刺身類だけがのるものです。
それぞれの見比べながら解説していきましょう。
組み物の皿鉢料理
出典:農林水産省
一般的に「皿鉢料理」というと、こちらを指します。
盛り付けられる商材は多種多様で、組み物のような見た目です。
初めて皿鉢料理を食べる、という方は、組み物の皿鉢料理から召し上がることをおすすめします。
刺身の皿鉢料理
※写真は山本鮮魚店の皿鉢料理です。
揚げ物や煮物などがのらず、刺身だけが大皿いっぱいに盛り付けられた皿鉢料理もあります。
例えば、高知県西部の漁師町、中土佐町久礼の皿鉢料理では、組み物の皿鉢料理と同じくらい刺身の皿鉢料理が親しまれています。
かつおのタタキを筆頭に、新鮮な魚介類の刺身が豪勢に盛り付けられた皿鉢料理は、見た目だけでなく満足感も高いです。
魚好きにはたまらない、まさに至極の逸品ですね。
皿鉢料理のマナー
初めて触れる文化には「マナーがあるかどうか」を気にされる方が少なくありません。
結論、皿鉢料理にはマナーはないです。
高知県民は堅苦しいルールを嫌う方が多いので、各人が好きな食材を手に取り、自由に楽しみましょう。
もちろん酒や飲み物を片手に、食った飲んだをしながら。
皿鉢料理に山本鮮魚店のかつおの藁焼きタタキはいかがですか?
皿鉢料理にはかつおのタタキをのせるのがおすすめ!せっかく高知の文化を楽しむなら、本場高知の藁焼きタタキはいかがですか。
かつおの本場、高知県中土佐町久礼の大正町市場に店舗を置く山本鮮魚店では、その日に水揚げされた鮮度抜群の生かつおを藁焼きタタキにして全国にお届けします。
ご自宅で皿鉢料理を作ってみようとお考えの皆様のご注文、お待ちしております。