かつおの刺身を盛り付けている画像

かつおは個体によって脂の量が異なりますが、なかでもまぐろのトロのように豊富な脂がのっているトロ鰹についてご存じでしょうか。

本記事では、トロ鰹の特徴や戻り鰹との違い、おすすめの食べ方について解説します。ぜひ参考にしてください。

※記事監修:かつおの本場、高知県中土佐町久礼、大正町市場の藁焼きタタキ専門店「山本鮮魚店」の店主山本忠宣

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トロ鰹とは

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トロ鰹とは、まぐろのトロのように脂が豊富にのったかつおです。もちもちとした食感と濃厚な旨味、舌触りの良さが特徴であり、贅沢な味わいを楽しめます。

刺身やタタキなどのシンプルな食べ方やステーキにするなど、さまざまな食べ方を楽しめます。

戻り鰹との違い

トロ鰹は戻り鰹とよく混同されますが、両者に違いはあるのでしょうか。結論、両者は基本的に同じ意味で用いられます。

戻り鰹とは、餌を求めて北上したかつおが北海道南部に到着し、水温が低下してくるため暖かい海域を求めて南下を始めた個体です。本場高知では秋頃(9月~11月頃)が旬であり、もっちりとした身質・脂のノリが多い・比較的大きいといった特徴があります。

脂の多さから「脂カツオ」と呼ばれる場合もあり、トロ鰹も呼び方の一つです。ただし、戻り鰹でなくても脂が多い個体はトロ鰹と呼ばれることもあります。

戻り鰹についての詳細は「かつおの旬!初鰹と戻り鰹の違いを高知の鮮魚店が解説!」で解説しています。あわせてご覧ください。

トロ鰹のおすすめの食べ方

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トロ鰹のおすすめの食べ方は、以下が挙げられます。

・刺身
・タタキ
・ステーキ
・お茶漬け
・丼ぶり

それぞれ詳細に解説します。

刺身

トロ鰹は脂が多くノっているため、シンプルゆえに素材の味がダイレクトに伝わる刺身でも美味しく食べることができます。薬味にはニンニクがおすすめ。鮮度の高いものでは多くの薬味を必要とせずに十分な旨味を感じられます。

しょうゆにたっぷり浮かぶ脂が身の濃厚さを表しており、とろけるような旨味が口の中で広がり絶品。日本酒や焼酎など酒のあてにもおすすめです。

タタキ

トロ鰹はタタキにするのも良いでしょう。ねぎ・たまねぎ・みょうが・にんにくなどの薬味をたっぷり添えて食べると絶品です。

脂の多さから脂質が気にする方もいるかもしれませんが、かつお自体が高たんぱく低カロリーであるため、あまり気にしなくても問題ありません。かつおの本場である高知県では、藁焼きタタキや塩タタキで食べるのもおすすめです。

ステーキ

かつおをフライパンでこんがりと焼いたステーキもおすすめです。脂の多いトロ鰹は弾力があるため歯ごたえ抜群であり、火を通すことで凝縮された脂の旨味を楽しめます。

風味付けとしてにんにくを使用することでさらに食欲をそそる香りになるため、試してみてはいかがでしょうか。

お茶漬け

トロ鰹に熱々のお湯を注ぎお茶漬けにした一品です。お茶に脂が浮き、より濃厚な味わいを楽しめます。ねぎやわさび、生姜を添えて食べると良いでしょう。

胃腸への負担が少ないため、体調が優れない日に食べるのもおすすめです。低カロリーで満足感の高い料理であるため、食事制限を行っている方なども試してみてはいかがでしょうか。

丼ぶり

ご飯のうえにトロ鰹を乗せて食べる贅沢な逸品です。濃厚な脂とご飯は相性抜群で、どんどん箸が進む旨さを楽しめます。

刺身でもタタキでも美味しく食べることができるため、好みに合わせて組み合わせるのがおすすめです。のり、わさび、ごま、ねぎ、などを加えるなど気分に合わせてさまざまなアレンジが可能です。

好みの食材を集めてオリジナルの丼ぶりを作ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

トロ鰹は豊富な脂ともちもちとした食感、舌触りの良さが特徴的なかつおです。

戻り鰹の呼び方の一つであり両者には大きな差異はないため、ほとんど同じであると覚えておくと良いでしょう。

ステーキやお茶漬けなどのアレンジレシピもあるため、自分好みの味を探してみるのもおすすめです。

かつおのなかでも人気の高いトロ鰹、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。

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