かつおの本場・高知県。そのなかでも特に「かつおの聖地」とされるのが、県中西部に位置する中土佐町久礼です。
「鰹乃國」「かつおの一本釣りの町」とも称されるかつお漁が盛んな漁師町であり、かつおの味にうるさい高知県人がわざわざ足を運ぶほど。日々県内外から新鮮なかつおを求めて多くの人が久礼を訪れます。
本記事では、久礼エリア内に点在するかつお関連の聖地を紹介します。かつおを食べるだけでなく、見て楽しめばもっと久礼を深く味わえます。市場のモニュメントに、石碑に、絵画に、マンホールに…。ぜひご覧ください。
※久礼のおすすめ観光スポットは『【高知県中土佐町久礼】外せない観光スポットを地元民が紹介 』で解説しています。
※記事作成:高知県中土佐町久礼で生まれ育った地元民。山本鮮魚店の従業員。
久礼のかつお関連の聖地一覧
聖地巡礼とは、その地域にある好きな作品や好きなものの関連スポットを巡る観光のことです。かつおの聖地・久礼には、多くのかつお関連のスポットがあります。
①久礼大正町市場
②久礼漁港
③かつお供養碑
④久礼八幡宮 かつお絵馬
⑤かつおマンホール
⑥漫画『土佐の一本釣り』の絵
それぞれ詳細にみていきましょう。
久礼大正町市場
久礼大正町市場は、久礼を代表する観光スポットです。アーケード内には鮮魚店・飲食店・総菜屋・八百屋・串焼き屋・お土産屋・呉服屋などが軒を連ね、連日多くの観光客が訪れます。
かつお聖地巡礼として必見なのは、入口にあるかつおがトレードマークのレトロ看板です。かつおで有名な市場であることが一目で分かる大きなモニュメントは、かつお好きは必見です。
看板を見ただけで、一気にかつおを食べたい気分になるはず。久礼大正町市場ではかつおは必食です。市場内の食堂ではかつおを食べられますし、鮮魚店では持ち帰りもできます。
市場入口に店舗を構える山本鮮魚店では、ランチ・店頭販売・全国発送をしています。食堂ではかつおメニューを中心に、海鮮丼・藁焼き塩タタキなどを提供しています。ぜひお越しくださいませ。
※食堂メニューはこちら
久礼漁港
久礼漁港は、かつおの町の産業を支える重要な場所です。日々鮮度抜群の日戻り鰹が、久礼漁港に水揚げされます。一目見てかつおらしいモニュメントなどはありませんが、近付くだけで雰囲気を味わえます。
また、通の方は朝の市場の競りを見学に行くのもおすすめです。所狭しと並ぶぴちぴちのかつおに、仕入れに来たかつおを取り扱う事業者たち。必見です。
かつお供養碑
久礼湾を一望できるふるさと海岸。その正面すぐの場所に、かつお供養碑はあります。
かつおへの敬意と感謝の気持ちを込めて建てられた石碑で、アレンジされた「鰹」の文字と「感謝供養」の文字は迫力があります。かつお産業で繁栄した町ならではの石碑は、久礼のかつお聖地巡礼では欠かせません。
久礼八幡宮 かつお絵馬
久礼湾を正面にして鎮座し、境内から正面の鳥居を見ればその向こうに海が見える神社・久礼八幡宮。毎年、中秋の名月にあわせて高知三大祭りの一つ「久礼八幡宮秋季大祭」が執り行われることでも有名です。
そんな久礼八幡宮には、「かつお絵馬」と「かつおのタタキ絵馬」が奉納されています。境内正面奥の社殿に入ってすぐ、誰でも見られる場所に飾られています。
かつおマンホール
近年では、多くの自治体が地域振興・観光プロモーションを目的に、マンホールを「聖地巡礼」のスポットとして活用しています。久礼も例外ではなく、描かれるのはもちろん「かつお」です。
久礼大正町市場前には、「鰹乃國 中土佐町」という文字に、かつおと波が描かれたマンホールがあります。かつお関連のマンホールは、市場前の他にもあるのでぜひ探してみてください。
漫画『土佐の一本釣り』の絵
漫画『土佐の一本釣り』は中土佐町久礼を舞台とし、久礼を一躍全国区にした人気漫画です。今でも聖地巡礼として久礼を訪れる人が多く、知る人ぞ知る名作です。漫画誌ビッグコミックで1975年から約16年間掲載されました。
久礼には『土佐の一本釣り』の絵をいたるところで見ることができます。久礼とかつおを強く関連付けてくれた漫画は聖地そのもの。またふるさと海岸には、作者である青柳裕介の石像がかつお供養碑の横にあります。
『土佐の一本釣り』の聖地巡礼については、以下の記事で詳細に解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ
久礼はかつお好きな方にとっては魅力がたくさん詰まった町です。かつおを食べるだけでなく、ぜひかつお関連のスポット巡りも楽しんでみてはいかがでしょうか。
またその際には、久礼大正町市場入口の山本鮮魚店にも、ぜひお越しください。当店は「かつおの藁焼きタタキ専門店」として、こだわりをもった藁焼きタタキを提供しています。
食堂・店頭販売・全国発送も受け付けています。ご来店お待ちしております。